死産報告。。(入院2日目)
ついに今日から促進剤スタート
朝もう一度お腹のエコーをしました。
少しの可能性をかけて願いましたが、やっぱり心拍は確認できませんでした。
そして促進剤の点滴が始まりました。
お腹に陣痛経過を測るのモニターをつけ
朝の9時~17時まで徐々に促進剤の量を増やし陣痛を起こしました。
10時ごろ主人が会社を休み付き添いに来てくれました。
不安が少し安らぎました。
陣痛の波はくるものの、まだまだ耐えられる痛みが続きました。
私は姉の出産のときに陣痛室まで立ち会った経験があったので陣痛のピークがどんなものか想像はできていました。
あの時の姉の状態よりはるかに落ち着いている自分がいたのでまだまだ出産までは遠いなと思いました。
朝昼晩食事が出ましたが全く食事をとる元気はありませんでした。
少しでも食べないと体力付かないよと主人に言われましたが食べる気になれませんでした。
夕方頃には促進剤の量がMAXになっていましたが
この日赤ちゃんを産むことはできませんでした。。
そして夜に内診がありました。
子宮口はまだ少ししか開いていませんでした。
内診台に乗り、棒を入れるとのこと。
たぶんラミナリアだったのだと思います。
痛みがあったと思います。
でも私は、この処置をしている間
心のほうがすごく痛かったのを覚えています。
カチカチと器具と器具とが当たる機械的な音が響く中、
「私は何をされているのだろう。。何でこんな痛い思いをしているのだろう。何で自分だけ。。」
というような思いを感じていたと思います。はっきりとはもう覚えていません。ただ酷く辛かったという思いは覚えています。
病室に戻った私を見て主人は無言で包み込んでくれました。
私が泣き止むまでずっと優しく包み込んでくれました。
主人だって絶対辛いはずなのに弱音を吐くことなくただただ私を励ましてくれました。
面会時間が終わり、主人と母は帰っていきました。
また一人の時間。。。
この時間が本当に嫌いでした。
恥ずかしながらもともと注射が苦手な私は
点滴の針がずっと刺しっぱなしの状態でいるのも苦痛で仕方ありませんでした。
「針が刺さったまま寝るの?促進剤が終わったら針を抜いてまた明刺してくれればいい」
看護師に訴えましたがその願いは聞いてもらえませんでした。。
今思えばそんなことくらい我慢しろよって感じですがあの時は何もかもが嫌でした。。
早くこの病院から出たいという気持ちが日に日に強くなっていきました。
この日は促進剤をして体力を使ったせいか眠ることができました。
いつもの癖でお腹に手を当てて
「おやすみ。また明日ね」
と言って眠りにつきました。。。